今回の春季審査会で、初段に合格させて頂いたこと事を素直に喜んでおります。
これひとえに、両先生の厳しくも温かいご指導の賜物と深く感謝いたしております。
昇段審査会にあたり、自分なりに稽古を積んで臨んだつもりでしたが、いざ演武に入ると思ったような業ができず、
焦りと緊張感から普段の力を発揮できなかったと自覚しております。
原因として、膝を痛めた為に下半身の強化の対策を怠り審査会に臨んだ事です。
演武中足の踏ん張りがきかず、動揺してしまい立て直そうとした気持ちが更に焦りを呼び不甲斐ない結果に終わってしまいました。
しかしながら、今回の昇段をひとつのチャンスと捉え、今後も日々の稽古に励んで行きたいと思っております。
古希を過ぎ、加齢から来る体力の衰えも痛感していますが、それを打ち消す気力はまだ充分にあると思っています。
武道は、普段から計画的に基礎体力の強化を図ることが重要であると再認識させられました。
修行の心得として
「基本の業は門前の石段を登る修行であり、登り着いた者が有段者となり初めて門を叩くことができる。
門の中に入れて初めて巻物にある業を学び、更なる極みの道を歩むことが出来る。と心すべし」とあり
初段は、西国柳生新影流兵法の奥業を学ぶ為の登竜門にすぎないと思っています。
私にはあまり時間がありませんが、体力気力の続く限り挑戦を続けたいと考えております。
今後とも、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
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