西国柳生新影流 錬心館 平成31年度 昇級・昇段審査会
平成31年4月21日

 

   今年は少年部級 1名・初段2名・五段1名 計4名が審査に望みました
   
「業や作法」は基より、入退場の立ち振る舞いまで厳しい審査が行われます。
受験者は、緊張と平常心との戦いの中、今年は中断を余儀なくされると言うアクシデントもありましたが、集中力を失わず静かに臨んでくれました。

三級の受験者は小学六年生で入門してます。稽古が月2回の土曜日だけの為、受験するまでに数年かかりましたが、無事合格してます。これからは中学生の自覚を持って更なる精進をすると、初段への階段が近く感じることが出来ると思っています。

初段は、基本の業が終了し奥業へ進む為の登竜門です。一番厳しい段位だと思っています。
合格しないと次の業へ進むことが出来ず、半年〜1年は基本の業のみ繰り返しの稽古です。
今回は、2名とも1回のチャレンジで無事合格しています。おめでとう!

五段は、昇級審査員の資格を取得しての受験です。是非合格をと強い意志で望み、これまでの基本や取得した奥業の理合い等、しっかり理解した上での演武となっていたようです。 修行を重ねることは総て自分の力となり、指導力も培われます。合格おめでとう!

「審査員審査」
審査員には「業の理合いや動きを即座に見極められる目」を求められます。
その力量を持って初めて審査員に成れる、と思っております。
今回は、四段の者が昇級審査員に成る為の稽古をしました。初めての体験で戸惑うことが多かったようです。この経験を数回積んだうえで、昇級審査員の審査を受験します。

皆さんの更なる精進を期待します。


審査会集合写真
   
     演武会に参加の皆様、お疲れ様でした。
     初めての経験の方もいたと思いますが、如何でしたか?
     皆さんの真剣な演武が、いつも受験生に力を与えてくれると思っています。ありがとう!
     次回は是非、皆さんが審査に望めるように精進して下さい。
 
審査員の皆様 
     今回は、昇級審査は、昇級審査委員の資格を持った錬心館の4名で行いました。
           昇段審査は昇段審査委員3名で審査を行いました。
     同時に、昇段審査員の受験生が1名、資格取得の為の審査を受けています。
受験者と館長
 
審 査 結 果
 少年部 三級 本田 景三朗 
成人の部 初段 田村 博州
初段 津村 由起夫
五段  松石 健介 
昨年秋に引き続き全員合格です!おめでとうございます

少年部三級 合格
本田 景三朗

入門して、三年五ヶ月が経ちました。
館長・師範・皆さんのおかげで、三級に合格出来、とてもうれしいです。 
月二回の練習ですが、これからも、剣の修業を頑張ります!ありがとうございました。
 

 
初段 合格  津村 由起夫

今回、昇段審査を受験することによりこれまでにない緊張感を持って稽古をすることができました。

入門せて頂いてから早10年になりますが稽古に中々思うようにいけない時期もありながらも館長と師範の公平で熱意ある指導のお陰でなんとか続けることが出来てます。

初段になったことでやっと柳生新影流の門の中に入れるという事で新しい技を教えて頂けることにワクワクしています。 


初段 合格  田村 博州



 今回の春季審査会で、初段に合格させて頂いたこと事を素直に喜んでおります。

これひとえに、両先生の厳しくも温かいご指導の賜物と深く感謝いたしております。
昇段審査会にあたり、自分なりに稽古を積んで臨んだつもりでしたが、いざ演武に入ると思ったような業ができず、
焦りと緊張感から普段の力を発揮できなかったと自覚しております。

原因として、膝を痛めた為に下半身の強化の対策を怠り審査会に臨んだ事です。
演武中足の踏ん張りがきかず、動揺してしまい立て直そうとした気持ちが更に焦りを呼び不甲斐ない結果に終わってしまいました。
しかしながら、今回の昇段をひとつのチャンスと捉え、今後も日々の稽古に励んで行きたいと思っております。

古希を過ぎ、加齢から来る体力の衰えも痛感していますが、それを打ち消す気力はまだ充分にあると思っています。
武道は、普段から計画的に基礎体力の強化を図ることが重要であると再認識させられました。

修行の心得として
「基本の業は門前の石段を登る修行であり、登り着いた者が有段者となり初めて門を叩くことができる。
門の中に入れて初めて巻物にある業を学び、更なる極みの道を歩むことが出来る。と心すべし」とあり

初段は、西国柳生新影流兵法の奥業を学ぶ為の登竜門にすぎないと思っています。
私にはあまり時間がありませんが、体力気力の続く限り挑戦を続けたいと考えております。

今後とも、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。


   五段 合格 松石 健祐




 「五段に向けての修行は、これまでの修行の総まとめである」という言葉をいただいて以降、修行の中で私が直面したのは、出来ていないまま目を逸らしていたことや、出来ているつもりだったものが崩れていること、そして業への理解が不足していること、でした。
 そんな私にとって、五段を目指して登る道の勾配はどんどん急になり、足元の地面はどんどん崩れていくように感じられました。

 今回幸いにして五段に昇段することができましたが、「一つ一つの業を理合を考えながら丁寧に習得する大事さ」、「習得したつもりのものも、磨き続けなければ失ってしまうこと」を改めて実感したことが、この五年半の修行で得た一番の成果ではないかと思っています。

 入門して十五年を過ぎましたが、道場で同じ時間を過ごした多くの方々に目を移すと、それぞれを取り巻く環境や状況が変化した方も多く、長く修行を続けることの難しさについて改めて考えます。そして、これまでの師のご指導への感謝とともに、師が自らを磨き続ける修行を五十年近くも続けておられることに対し尊敬の念を新たにしています。

 今後年齢を重ねるにつれ、私自身にも様々な変化があるかと思いますが、自分の体と心と向き合い、見つめ直すことのできる
この道場での修行を続けていきたいと思います。
 


演武大会 杖の基本組演武